小学校の特別支援学級に進学することを決めるまで③~知能検査の結果と教育委員会との面談~
このブログは、知的障害児/発達障害児の子育てを通して学んだ事、おうちで療育したいときにおすすめの100均グッツや手作りおもちゃを配信します。誰かの役に立てたらうれしいです。よろしくお願いします。
就学相談2日目 知能検査の結果
就学相談1日目から1ヶ月近くたち・・・、WPPSI-Ⅲの知能検査の結果がでました。
就学相談2日目。
娘は別室で、保育士さんと遊んでいました。私は、教育委員会の方と発達支援センターの方、今回娘の知能検査を実施してくれた臨床心理士の先生と一緒でした。
臨床心理士の方が、A3用紙2ページにまとめてくださった知能検査の結果を説明してくれました。
全検査IQは104。言語IQが120(小学校2・3年生レベルらしい)
その代わり、ワーキングメモリーなどにかかわる動作性の部分が、平均~平均より下の結果でした。
- 記憶力がいい分、気になったことにずっと捕らわれてしまう。
- 頭では理解しているのに、実際に実行すると思ったようにできなくて、それがストレスになってしまう。
- 先生の立場から見ると、誰よりも理解できているはずなのに、出てきた結果との落差をみて「この子は怠けている」と思われやすい。
- 好きなことや興味があることに対しては、とても詳しく流暢に話をすることができるが、苦手な分野や自分の困ったこと・助けてほしい事については、表出することができない。
- 困ったとき程笑ってしまう。周りからは困っていると認識されずらい。
その通り過ぎて、「知能検査って・・・こわい」と思った瞬間。
分かっているはずなのに、結果として出来ない。そんな場面はたくさんあります。
例えば、絵を描くことや工作をすること。
娘は自分の絵を「へたくそだ」といいます。おそらく、娘が頭で思い描いているものと実際書いているものが違うんでしょうね。折り紙や工作も、理解は早いし、アイディアもすごいいっぱい出てくるんだけど、それを実行しようとすると・・・
テープがうまく切れない、折り紙をまっすぐ折ることができない等など、いろんなことにぶつかって、心が折れてしまう。そんなことがたくさんありました。
彼女を見ていたら、「頭の理解と実行機能の差が大きい人は、自己肯定感が低くなりやすいのではないか?」と思うこともあります。
教育委員会の担当者から「特別支援学級」の話を持ち掛けられて
一通り説明を受けた後、それまで黙っていた教育委員会の方が、「特別支援学級ってご存じですか?」と一枚の紙と一緒に話しかけてきた。
我が家の場合は、「特別支援学級希望です!」ということは一切考えていなくて、教育委員会からの提案でした。「特別支援学級の情緒クラスがおすすめです。」と言われたのは、たぶん・・・
- 進学先の小学校に情緒クラスがあり、しかも特別支援に力を入れている学校であるということ。
- 知能検査の結果+感覚の過敏さがあるということ
- 不登校になりやすいタイプの子供であること
こんな感じで判断されたのかな?
「特別支援学級」という言葉に、ドキッとして不安になったけど、「情緒クラス」の説明を聞いて「あー娘には、特別支援学級の情緒クラスがあっているのかもな」と思いました。
次回は、特別支援学級について書きます。