小学校の特別支援学級に進学することを決めるまで②~教育相談は何でするの?と我が家の教育相談1日目~
このブログは、知的障害児/発達障害児の子育てを通して学んだ事、おうちで療育したいときにおすすめの100均グッツや手作りおもちゃを配信します。誰かの役に立てたらうれしいです。よろしくお願いします。
①就学前の教育相談は、子どもに合った就学先を「教育委員会」が決める為に行われる
なんで教育相談するの?→その子に合った就学先をきめるためですよー。
そもそもどうして就学相談なんてするんだろう。
就学先決定について、文部科学省では・・・。
子ども一人一人の教育的ニーズに応じた支援を保障するためには、乳幼児期を含め早期からの教育相談や就学相談を行うことにより、本人・保護者に十分な情報を提供するとともに、幼稚園等において、保護者を含め関係者が教育的ニーズと必要な支援について共通理解を深めることにより、保護者の障害受容につなげ、その後の円滑な支援にもつなげていくことが重要である。(特別支援教育の推進について(通知)一部)
○ 就学基準に該当する障害のある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の就学先決定の仕組みを改め、障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人・保護者の意見、教育学、医学、心理学等専門的見地からの意見、学校や地域の状況等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとすることが適当である。その際、市町村教育委員会が、本人・保護者に対し十分情報提供をしつつ、本人・保護者の意見を最大限尊重し、本人・保護者と市町村教育委員会、学校等が教育的ニーズと必要な支援について合意形成を行うことを原則とし、最終的には市町村教育委員会が決定することが適当である。(障害のある児童生徒の就学先決定について(手続きの流れ)一部)
要約すると・・・市町村教育委員会が、就学先を決定します。その際、就学するこどもの教育的ニーズや本人・保護者の意見・専門家の意見などの総合的な判断をするために「教育相談」を実施するのです。
★「教育的ニーズ」・・・教育の目的の達成するために子供が必要とする学習内容および学習方法のこと。
蛇足ですが・・・
私が小学生の時は、知能指数が低い子は「なかよし学級」みたいなところにいて、目や耳の聞こえない子、車いすの子や知的障害の重い子は、「養護学校」って区切られてた気がします。「なかよし学級」(今の特別支援学級)の子と、一緒に勉強することもないし、なんだか「やべぇ奴らの集まり」って感じでいいイメージがなかったんです。
思い出してみれば、普通学級にも「落ち着きがない」「教室飛び出す」「先生の話を聞かない」「授業を妨害する」といった問題行動のある子どもたち。学校に来れなくなる不登校の子、大人しすぎていじめられる子、文字の読み書きができない、理解度が凄く低くて、授業についていけなくなる子ども。普通にいませんでしたか?
そういう子たちに目を伏せてきた結果、近年の不登校児の増加傾向、学生の自殺率の高さ、いじめの低年齢化などの教育的問題。大人の引きこもり、精神障害の増加、犯罪の凶悪化、自殺率の高さといった社会問題につながっていったのかもしれない。
だから「支援が必要な子供は早期に対応していこうよ。子供について、保護者や先生、その他の支援者たちが情報を共有して、子どもに合った環境を作っていこうぜ」と、国が舵を取ったように思えるのです。あくまでも個人的な意見です。が、あなたはどう思いますか?
教育相談は2日間ありました。1日目は、知能検査&親への聞き取り調査
さてさて、我が家の教育相談はどうだったのかという話。教育相談は2日間ありました。1日目は、臨床心理士さんがWPPSI-Ⅲという知能検査をしてくれました。
ところで、WPPSI-Ⅲという知能検査は、このときはじめて知りました。(メジャーなのはWISCや田中ビネーだよね)WISCのちっちゃい子向けバージョンみたいです。